こんにちは。毎日トレカ部部長のごりごりです。
「オリパって結局なんなの?」「サイトによって表示が違って、どこを見ればいいのか分からない」。こんな疑問を持っている方は多いと思います。
オリパは「オリジナルパック」の略で、ショップが自分でカードを組み合わせて作るくじ付きのパックです。最近はDOPA、日本トレカセンター、オリパワンなど、スマホやパソコンで引けるオンラインオリパのサイトがたくさんあります。
この記事では、カードショップの店頭に置いてある紙のオリパではなく、オンラインオリパに絞って解説します。同じ「オリパ」でも、オンラインには店頭にはない仕組みがたくさんあるからです。
実は私は以前、オンラインオリパの開発を行っていました。今回は損得の話はいったん置いて、オンラインオリパがどんなパーツでできていて、どう動いているのかという仕組みだけを、図を使って解説します。
この記事でわかること
- オンラインオリパをつくる3つのパーツ
- オンラインオリパを引くときの流れと、店頭オリパとの違い
- 主流の抽選方式「ボックス型」の仕組み
- ラストワン賞やポイント交換などのルール
- カードの仕入れ先と、個人運営のオリパで気をつけたいこと
- オンラインオリパの再販の話
- 引く前に見ておきたいチェックリスト
オンラインオリパは3つのパーツでできている
ポケカでも遊戯王でもワンピースカードでも、オンラインオリパの基本は次の3つの組み合わせです。

| パーツ | 意味 | 例 |
|---|---|---|
| 口数 | そのオリパで引ける回数の合計 | 全1,000口 |
| 賞の構成 | どの賞が何枚入っているか | A賞1枚・B賞10枚… |
| 1口の価格 | 1回引くのに必要な金額やポイント | 1口1,000pt |
ポイント
商品ページを開いたら、まずこの3つを探してみてください。どれかが見当たらないときは、説明文や注意書きの中に書かれていることが多いです。最初はこの3つだけ覚えておけば大丈夫ですよ。
オンラインオリパを引く流れと、店頭オリパとの違い
オンラインオリパは、ポイントを買って、引いて、結果を見る。ここまではとてもシンプルなので、初めての方でも迷うことはほとんどないと思います。ポイントは当たったカードをどうするか選べるところにあります。

昔からある店頭のオリパと比べると、オンラインオリパの違いがよくわかります。
| 店頭オリパ | オンラインオリパ | |
|---|---|---|
| 形 | 紙のパックや封筒 | 画面上のガチャ |
| 結果が分かるとき | 開封したとき | ボタンを押した直後 |
| カードの受け取り | その場で持ち帰る | 発送を依頼する |
| いらないカード | 手元に残る | ポイントに交換できることが多い |
| 残りの数 | 見た目で判断する | 残り口数が表示されることが多い |
| 再販 | 同じものが並ぶことは少ない | 人気のものは再販されることがある |
オンラインオリパならでは
「ポイント交換」「残り口数の表示」「再販」は、店頭のオリパにはないオンラインオリパならではの仕組みです。このあと順番に解説していきます。
オンラインオリパの「引く」ボタンの裏側:主流は「ボックス型」
開発を行っていた立場として、一番知ってほしいのがここです。オンラインオリパの抽選方式には「ボックス型」と「確率固定型」の2つがありますが、実際に使われているのはほとんどがボックス型です。
なので、まずはボックス型の仕組みをしっかり押さえておけばOKです。確率固定型は「こういう方式もある」くらいに知っておいてもらえれば十分ですよ。

ボックス型:引くたびに中身が減る
最初に全部の口数分の結果を用意しておき、引かれるたびに1つずつ減らしていく方式です。コンビニの一番くじと同じ考え方ですね。一番くじを引いたことがある方なら、すぐにイメージできると思います。
- A賞が引かれると、そのオリパからA賞はなくなる
- 残りが少なくなるほど、残っている賞の割合が変わる
- 「残り口数」と「残りの賞」が表示されていれば、今の状況が分かる
商品ページで「残り◯口」や「A賞 残り1枚」といった表示を見かけたら、それはボックス型のサインです。残りの賞を見ながら、引くかどうかをじっくり考えてみてください。
確率固定型:何回目でも確率が同じ
スマホゲームのガチャと同じで、何回目に引いても当たる確率が変わらない方式です。「A賞の確率0.1%」のように確率で表示され、誰かが当たっても次の人の確率は同じです。
ただ、オンラインオリパでこの方式が使われることはほとんどありません。見かけることはまずないので、頭の片すみに置いておくくらいで大丈夫です。
ちなみにパチンコはこの形式がほとんどです笑
オンラインオリパを形づくる6つの「追加ルール」
基本の仕組みに加えて、オンラインオリパにはいろいろなルールが追加されています。よく見かけるのはこの6つです。

- ラストワン賞:最後の1口を引いた人がもらえる特別な賞。ボックス型でよく使われます
- 保証・天井:「〇口引けばC賞以上が確定」のように、最低限の結果を約束するルール
- 連続ガチャ:10連などでまとめて引ける機能。中身は1口ずつ抽選しているだけで、確率は単発と同じことがほとんどです
- 当選演出:カードがめくれる動画など。結果が決まったあとに流れる見せ方なので、結果そのものは変わりません
- ポイント交換:当たったカードを決まったポイントに替えられる仕組み。交換できる期限がある場合は注意
- 発送ルール:「〇枚から発送」「送料〇円」など、条件はサイトごとに違います
全部を一度に覚える必要はありません。気になるオリパを見つけたときに、この図を見返してもらえればOKです。
オンラインオリパができるまで:運営側の6ステップ
ここで少しだけ、作る側の裏側をのぞいてみましょう。流れを知っておくと、商品ページの見え方がガラッと変わりますよ。私が開発を行っていたときも、だいたいこの順番で1つのオンラインオリパができていました。

- カードを集める:提携しているカードショップの買取カードなどを在庫として準備する
- 価格を決める:カード1枚ずつの相場を調べて値付けする
- 賞を組み立てる:A賞から最後の賞まで、枚数と組み合わせを決める
- 口数と1口の値段を決める:全体のバランスを見て決める
- 登録して公開:抽選方式・確率・ラストワン賞などを設定して販売を始める
- 販売終了:全部の口数が売り切れたら終了。売れ行きがよければ再販されることもある
カードはどこから来る?
大手のオンラインオリパは、カードショップと提携していることが多いです。提携しているお店で買い取ったカードを、オリパの在庫として使っている部分があります。
つまり、お店に売られたポケカや遊戯王、ワンピースカードが、オンラインオリパの賞品として並んでいることがある、ということですね。賞品の出どころがはっきりしているのは、利用する側にとっても安心できるポイントだと思います。
注意:個人運営のオリパは慎重に
一方で、個人の方が運営しているオリパは、カードショップとの提携がないものがほとんどです。なかには、賞品が「◯円分の引換券」のように、実際に使えるお店が見当たらない券になっているものもあり、詐欺のケースも少なくありません。基本的には、買うのを控えておいたほうが安心です。
ちなみに、私が働いていた会社では、こうした在庫や賞品の扱いをクリーンに運営していました。オンラインオリパは、何よりも信頼がいちばん大事なサービスです。作る側にいたからこそ、そこは強く感じています。
引く前に、運営会社の情報や提携しているショップが公開されているかを、ぜひ一度確認してみてください。
オンラインオリパは再販されることもある
「あのオリパ、気づいたら売り切れてた…」という経験はありませんか? オンラインオリパでは、一度売り切れたものが再販されることがあります。
とはいえ、運営側は基本的にまったく同じ中身のオリパは出さないようにしています。再販されるのは、売れ行きがよかったものに限られることが多いです。
なので、「今買わないと二度と手に入らないかも」と焦って買う必要はありません。気になるオリパを見逃してしまっても、人気があればまた出会えるかもしれませんよ。
ポイント
再販されたオリパでも、中身が前回とまったく同じとは限りません。再販のときも、賞の構成をもう一度確認しておきましょう。
運営会社がどうやって利益を出しているかは、別の記事オリパ会社はなぜ儲かる?運営側から見たオンラインオリパのお金の流れで詳しく解説しています。
引く前のチェックリスト
最後に、ここまでの内容をチェックリストにまとめました。気になるオリパの商品ページと見比べてみてください。1つでも分からない項目があったら、いったん手を止めて確認してからでも遅くありません。
- ☑ 運営会社の情報や提携ショップが公開されているか
- ☑ 口数・賞の構成・1口の価格が書かれているか
- ☑ 残り口数と残りの賞が表示されているか
- ☑ ラストワン賞や保証の条件
- ☑ ポイント交換のレートと期限
- ☑ 発送の条件と送料
まとめ:仕組みを知れば、オンラインオリパはもっと落ち着いて楽しめる
オンラインオリパは「口数」「賞の構成」「1口の価格」というシンプルなパーツに、抽選方式やラストワン賞、ポイント交換などのルールを組み合わせて作られています。在庫には提携ショップの買取カードが使われることがあり、人気のオリパは再販されることもあります。
派手な演出やSNSの当たり報告に目がいきがちですが、どんなルールで抽選されているのかを知っておくだけで、引くかどうかを落ち着いて決められるようになります。
信頼できる運営元を選んで、焦らず、自分のペースで楽しんでくださいね。
元開発者が解説するオンラインオリパ・シリーズ
あわせて読むと、オンラインオリパの仕組みがもっとよく分かります。
それでは、また次の記事で。

コメント