こんにちは。トレカ部部長のごりごりです。
オンラインオリパを引いていると、「本当に当たりは入っているの?」「演出で当たりが決まっているんじゃないの?」と気になったことがある方も多いと思います。
私は以前、オンラインオリパの開発を行っていました。今回は作る側の目線で、「引く」ボタンを押した瞬間にサーバー(運営会社のコンピューター)の中で何が起きているのかと、利用する側が公平さをどこまで確かめられるのかを解説します。
この記事でわかること
- ボタンを押してから結果が出るまでの流れ
- 抽選は「どこで」「いつ」決まっているのか
- 演出と結果の関係
- よくあるうわさの本当のところ
- 利用する側が公平さを確かめる方法
オンラインオリパの基本的な仕組み(口数・賞の構成・ボックス型など)は、オンラインオリパの仕組み完全ガイドで解説しています。先に読んでおくと、この記事がより分かりやすくなります。
ボタンを押してから結果が出るまでの流れ
オンラインオリパで「1口引く」を押すと、裏側ではおおまかに次の順番で処理が進みます。

- 申し込みを受け付ける:スマホやパソコンから「この人が1口引きたい」という依頼がサーバーに届く
- ポイントを確認して引き落とす:残高が足りているかを確かめて、1口分のポイントを減らす
- 抽選する:残っている賞の中から、どれが当たるかをサーバーが決める
- 結果を記録する:当たった賞をその人の持ち物として保存し、残り口数と、当たった賞の残り枚数を1つずつ減らす
- 画面に結果を表示する:記録した結果をスマホに送り、演出を再生する
大事なのは、抽選も記録も、すべてサーバー側で行われていることです。スマホの画面は、サーバーが決めた結果を受け取って表示しているだけなんですね。
抽選はいつ・どこで決まっているのか
結果はボタンを押した時点で決まる
ボタンを押してサーバーが処理した時点で、結果はもう決まっています。演出の途中でカードが変わったり、画面のどこかをタップしたら結果が変わったりすることはありません。
ボックス型の抽選は2通りの作り方がある
オンラインオリパの主流であるボックス型(引くたびに中身が減る方式)は、作り方としては大きく2通りあります。

| 作り方 | 中身 |
|---|---|
| その都度抽選する | 押されるたびに、残っている賞の中から乱数(コンピューターが作るランダムな数)で1つを選ぶ |
| 先に並べておく | 販売前に全部の口数分の結果をシャッフルして並べ、押された順に前から渡していく |
どちらの作り方でも、残っている賞の割合どおりに当たるという点は同じです。シャッフルしたトランプを1枚ずつ引いても、先に全部配っておいても、確率は変わらないのと同じです。
同時にたくさんの人が引いても、当たりは1枚
人気のオリパは、販売開始の直後に何百人もが同時にボタンを押します。それでも、残り1枚のA賞が2人に当たるようなことは起きないように作られています。
サーバーは同時に届いた申し込みを1件ずつ順番に処理して、残りの賞を減らしていきます。売り切れたあとに届いた申し込みは、受け付けないようになっています。
演出は結果が決まった「あと」に選ばれる
カードがめくれる動画や、金色に光る演出などは、結果が決まったあとに、その結果に合わせて選ばれるものです。
- A賞が当たった → 豪華な演出を再生する
- 下位の賞だった → 通常の演出を再生する
- 下位の賞なのに、途中まで豪華に見せる「あおり演出」が入ることもある
演出をスキップしても結果は同じです。演出はあくまで楽しむための見せ方だと考えておけば大丈夫ですよ。
よくあるうわさの本当のところ
SNSでよく見かけるうわさを、ボックス型の仕組みから考えてみましょう。
| うわさ | 仕組みから考えると |
|---|---|
| 深夜や早朝は当たりやすい | ボックス型で当たりやすさを決めるのは「残っている賞の割合」だけ。時間帯は関係しない |
| 連打すると当たる | 1件ずつ順番に処理されるので、押し方で結果は変わらない |
| 10連のほうが当たりやすい | 10連は1口ずつの抽選を10回まとめているだけのことがほとんど。保証などの特典がなければ確率は単発と同じ |
| 前の人が当てたら次は外れ | 当たりが1枚減る分、次に当たる割合は少し下がる。ただし、必ず外れるわけではない |
ポイント
ボックス型で当たりやすさが変わるのは、「残り口数」と「残っている賞」が変わったときだけで、時間帯や押し方は関係ありません。ただし、販売中にどの賞が残っているかは見えないことがほとんどです。「残りわずかだから当たりやすい」とも限りません。
利用する側が公平さを確かめる方法
サーバーの中身は外から見ることができません。そのため、利用する側は画面に表示されている情報から確かめることになります。開発をしていた立場から、見ておいてほしいのは次の4つです。
- 賞の構成が公開されているか:どの賞が何枚入っているかが、販売前から分かるようになっている
- 残り口数が表示されているか:引かれるたびに減っていく。ただし、残り口数から当たりが残っているかどうかは分からない
- 販売が終わったあとに当選履歴が公開されるか:当選履歴は、そのガチャの口数が0になって販売が終わったときに表示されることがほとんど。過去に終わったオリパの履歴を見ておくと参考になる
- 運営会社の情報がはっきりしているか:会社名や連絡先が公開されている
注意
残り口数が少なくても、当たりが残っているとは限りません。上位の賞が早い段階で出ていることもあり、販売中はそれが見えないことがほとんどです。「残りわずか」の表示だけで、当たりやすいと判断しないようにしましょう。
なお、SNSで個人が販売しているオリパは、本当に当たりが入っているかを確かめるのがとても難しく、トラブルの報告も多く見られます。購入するなら信頼できるオリパ業者、心当たりがなければオリパワン、日本トレカセンター、DOPA!などの利用者の多いオリパサイトを選ぶのがおすすめです。
まとめ:結果はサーバーが決め、演出はそのあとに付く
オンラインオリパの抽選は、ボタンを押した時点でサーバーが残りの賞の中から決めています。演出は結果に合わせてあとから選ばれるもので、時間帯や押し方で当たりやすさが変わることはありません。
利用する側にできるのは、販売前に公開されている賞の構成、販売が終わったあとの当選履歴、運営会社の情報を確かめることです。残り口数だけで当たりやすさを判断せず、落ち着いて楽しんでくださいね。
元開発者が解説するオンラインオリパ・シリーズ
あわせて読むと、オンラインオリパの仕組みがもっとよく分かります。
それでは、また次の記事で。


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